バーバラ・クマー=ブッフベルガー

ヴァイオリン

1981年にユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団に入団。そこの有志で結成された室内楽団の初代メンバーの一人となるが、この楽団こそが後のドイツ・カンマーフィルハーモニーへと発展する。フランクフルト音楽・舞台芸術大学に入学、後にロンドンのギルドホール音楽演劇学校に移って勉学を続け、ベルリンで国家演奏家資格課程を修了。Studienstiftung des Deutschen Volkes(ドイツ学術奨学財団)、ドイツ学術交流会などの奨学金を受けるほか、ロンドンでMaurice Warshaw賞およびPremier Prix賞を受賞。

フランクフルトのホッホ音楽院で25年来、ヴァイオリンおよびヴァイオリン指導法を教授しており、同音楽院オーケストラの指揮も務める。さらにフランクフルト音楽・舞台芸術大学でも楽団指揮法およびヴァイオリン指導法を教えている。また、コンサートやラジオ収録の際の室内楽パートナーとしてMutare Ensembleと定期的に共演している。

夫はドラマトゥルクのシュテファン・ブッフベルガーで、三児の母。休暇中は好んで仏アルプスを訪れ、スキーや山登りを楽しんでいる。

家庭と二つの都市でのキャリアの両立を可能にするドイツ・カンマーフィルならではの組織・勤務体制は、何ものにも代え難いという。