タルモ・ペルトコスキ

最初の一拍で魅せられて

2000年生まれのペルトコスキが類まれな音楽的才能の持ち主であることは、最初に顔を合わせたときから明らかでした。そんな彼との出会いは、当楽団が有望な若手才能の発掘に乗り出したのがきっかけとなりました。「コロナ禍の異例の状況を逆手にとって、弱冠21歳の新人アーティストに指揮の腕前披露のチャンスを提供するなど、普通では考えられないようなこともしました」とカンマーフィルハーモニー代表取締役のアルベルト・シュミットは述べています。その共演の成果は、全楽団と聴衆を圧倒したばかりでなく、首席指揮者であり師でもあるパーヴォ・ヤルヴィも魅了。ヤルヴィは、当楽団初の「首席客演指揮者」となったペルトコスキについて、「彼の才能は目を見張るものがあり、今後彼との活発な交流ができることを非常に楽しみにしています」とコメントしています。

天賦の音楽的才能

初代首席客演指揮者

驚異のオールラウンダー、タルモ・ペルトコスキは、14歳で早くもシベリウス音楽院で指揮の勉強を始め、ハンヌ・リントゥ、ユッカ=ペッカ・サラステ、エサ=ペッカ・サロネンらの指導を受けました。加えて作曲、編曲、ピアノも学び、ソリストとしてもこれまでにフィンランドの全てのメジャー・オーケストラと共演しています。

弱冠21歳で、ドイツ・カンマーフィルハーモニーの招きにより、ブレーメンのディー・グロッケ・コンサートホールで指揮者として鮮烈なドイツ・デビューを飾りました。その後も、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ボン・ベートーヴェン音楽祭などの著名音楽祭や、ブレーメン、ケルン、ハンブルクほかでのコンサートなど、当楽団と頻繁に共演を重ね、2022年の首席客演指揮者への就任後は、当楽団主催のフェスティバル「ゾマー・イン・レスモーナ」でも指揮を執っています。他にも次々と名だたる国際的アンサンブルと初共演しており、軒並み高評価を得ています。そんなペルトコスキを独紙ターゲスシュピーゲルは「世紀の逸材」と大絶賛しました。

2023年10月には、カンマーフィルハーモニーと組んだ録音により、オーパス・クラシック賞を受賞したペルトコスキ。当楽団について、「このオーケストラは、あらゆる点で他の楽団とは一線を画しており、彼らと共に音楽に取り組めることは、恐らく私の人生において最高のことです」とコメントしています。