• 11.29 (金)
  • 20.00

  • ·ブレーメン
    ·ディー・グロッケ

ヴィルトゥオーゾの妙技

第8回プレミア定期公演

ハイドン、ドヴォルザーク、モーツァルトの作品

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲には、他のロマン派協奏曲でも求められる、ふくよかで温かく輝く音色、最高レベルのヴィルトゥオジティ、そして膨大な体力、といったすべてが要求される。世界的に高名なヴァイオリニスト諏訪内晶子は、今回ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルハーモニーとの再共演にあたり、当然ながらこれら全てを携えてくる。ドヴォルザークは故郷スラヴの民謡にインスピレーションを受け、それをヴァイオリン協奏曲に巧みに取り入れた。一方、メンデルスゾーンは「異国」の魅力に心奪われた。20歳のとき、ロンドンへの旅行を機会にスコットランドに寄り道し、深い感銘を受けた彼は「第3番」を作曲。風景画であり歴史絵巻ともいえる本作は、インスピレーションの源が音楽とは全く関係ないものの、交響曲のすべての条件を見事なまでに満たしている。ハイドンがその38年前に「ロンドン交響曲」や「驚愕」で繰り返し聴衆を沸かせたように、ピアニストとして、指揮者として、メンデルスゾーンはロンドンで大々的に称賛された。

プログラム

    • ヨーゼフ・ハイドン (1732–1809)
    • 交響曲第94番 ト長調「驚愕」Hob I:94
    • アントニン・ドヴォルザーク (1841–1904)
    • ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
    • ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756–1791)
    • 交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

指揮

パーヴォ・ヤルヴィ

エストニア出身の、グラミー賞受賞者でもあるパーヴォ・ヤルヴィは、2004年以来ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務めている。彼がドイツで率いる唯一の楽団である当カンマーフィルとのコラボレーションは、2024年には20周年を迎えた。

同コラボレーションのひとつのハイライトとなったのが、世界各地で大絶賛されたベートーヴェン・チクルス公演。ヤルヴィはこのレコーディングで、エコー・クラシックの年間最優秀指揮者賞や権威あるドイツ・レコード批評家賞など、数々の賞を受賞した。次なる共同プロジェクトとなったシューマン全交響曲への取り組みも、続いて2015年に開始したブラームスに焦点を当てたプロジェクトも大成功を収めた。ヤルヴィとカンマーフィルハーモニーは現在、ハイドンの全12曲の「ロンドン交響曲集」に精力的に取り組んでいる。

NHK交響楽団の名誉指揮者であるほか、エストニア国立交響楽団及びエストニア・パルヌ音楽祭の芸術顧問、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督も務めている。客演指揮者としても、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデン、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニックなどと定期的に共演。2015年には、権威ある英グラモフォンと仏ディアパゾンの両誌により「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選出され、2019年にはオーパス・クラシック賞の「コンダクター・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。

ヴァイオリン

諏訪内 晶子

指揮

パーヴォ・ヤルヴィ

エストニア出身の、グラミー賞受賞者でもあるパーヴォ・ヤルヴィは、2004年以来ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務めている。彼がドイツで率いる唯一の楽団である当カンマーフィルとのコラボレーションは、2024年には20周年を迎えた。

同コラボレーションのひとつのハイライトとなったのが、世界各地で大絶賛されたベートーヴェン・チクルス公演。ヤルヴィはこのレコーディングで、エコー・クラシックの年間最優秀指揮者賞や権威あるドイツ・レコード批評家賞など、数々の賞を受賞した。次なる共同プロジェクトとなったシューマン全交響曲への取り組みも、続いて2015年に開始したブラームスに焦点を当てたプロジェクトも大成功を収めた。ヤルヴィとカンマーフィルハーモニーは現在、ハイドンの全12曲の「ロンドン交響曲集」に精力的に取り組んでいる。

NHK交響楽団の名誉指揮者であるほか、エストニア国立交響楽団及びエストニア・パルヌ音楽祭の芸術顧問、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督も務めている。客演指揮者としても、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデン、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニックなどと定期的に共演。2015年には、権威ある英グラモフォンと仏ディアパゾンの両誌により「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選出され、2019年にはオーパス・クラシック賞の「コンダクター・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。