1999年にスイスのローザンヌで生まれ、5歳でヴァイオリンを始める。スイス青少年音楽コンクールのヴァイオリン部門第1位をはじめ、早くから数々の賞を受賞する。2015 年よりローザンヌ高等音楽院でギューラ・シュトゥレルに師事し、最優秀の成績で学士号を取得。その後、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでエヴァ=クリスティーナ・シェーンヴァイスに師事し、2023年秋にはバーゼル音楽大学のラファエル・オレグの下に移る。特にバロック音楽に強い関心を持ち、名門スコラ・カントールム・バジリエンシスで研鑽を積む。修業中は、レオニダス・カヴァコス、ドナルド・ワイラースタイン、シュムエル・アシュケナージ、ガボール・タカーチ=ナジ、イザイ弦楽四重奏団、アヴィヴ四重奏団にも師事した。
オーケストラと室内楽の両方に意欲的で、複数の著名なユース・オーケストラのメンバーであり、サー・サイモン・ラトル、ダニエル・ハーディング、ワレリー・ゲルギエフといった指揮者のもと、多くの国際音楽祭に出演。2022年および2023年夏には、アメリカのイエローバーン音楽祭にも招待されている。社会問題にも関心が高く、恵まれない人々やグループにコンサート体験を味わってもらうことを目的とする団体「ムゼティカ」のコンサートにも度々参加している。