ティモフェイ・ベカソフ

ヴァイオリン

ウクライナに生まれ、ロシア式ヴァイオリン奏法の創始者の助手ピョートル・ストリヤルスキーのもとで4歳からヴァイオリンを学ぶ。後にモスクワに移り、アナトリー・キセレフにヴァイオリンを、そしてボロディン弦楽四重奏団の創設メンバー、ヴァレンティン・ベルリンスキーに弦楽四重奏を学ぶ。学業の傍らウラジーミル・フェドセーエフ率いるモスクワ放送交響楽団のメンバーとして活動。

1985年にロシア・ソビエト連邦共和国のヴァイオリン・コンクール全国大会で優勝。オーケストラでの公演活動とならび室内楽の演奏にも力を注ぐ。モスクワ放送弦楽四重奏団の一員、またモスクワ・ピアノカルテットの創設メンバーのひとりでもあった。1992年に来独、ライン州立フィルハーモニー管弦楽団の第2コンサートマスターに就任。1993年以来ドイツ・カンマーフィルハーモニーに所属。

モスクワでの学生時代にヴァイオリンと併せて弓の製作も学び、以来その工芸に興味を持つ。