ザーラ・クリスティアン

ヴァイオリン/コンサートマスター

1990年、アウグスブルクに生まれる。 ザルツブルク・モーツァルテウム大学の学士課程を20歳にして最優秀の成績で卒業後、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンのアンティエ・ヴァイトハースに師事。2013年から2016年まで、そのアシスタントとして同大学で講師を務める。その間にもトーマス・ブランディス、ドナルド・ワイラースタイン、ミリアム・フリードをはじめとする数々のマスタークラスを受講し、さらに腕を磨く。2013年以来、ドイツ・カンマーフィルハーモニーの第1コンサートマスターを務める。

ソリストとしての評価も高く、ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団、カンマーアカデミー・ポツダムなど、これまで多数の著名指揮者やオーケストラと共演。その際には、自らコンマス席からリードすることも積極的に行う。ヨーロッパはもとより中国、日本、南米、アメリカと世界中を舞台に演奏活動をするほか、数々のコンクールでも輝かしい成績を収める。ユーディ・メニューイン・メダル、シモン・ゴールドベルク賞など受賞多数で、もっとも最近では2017年のARD主催ミュンヘン国際音楽コンクールで2位(1位該当者なし)を獲得している。優れた室内楽奏者としても知られ、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ハイムバッハのシュパヌンゲン音楽祭、シュヴェツィンゲン音楽祭などの権威あるフェスティバルに出演。2015年には、「Freistil」と名付けた室内楽シリーズを故郷アウグスブルクで 立ち上げ、自ら主幹を務める。

オフの時にはスポーツをしたり、家でも外でもおいしいものを食べることが大好き。ジャンルを問わない読書好きで、友人との交流も大事にしている。故郷バイエルンを頻繁に訪れ、そのたびに周辺の湖や山々を散策するのが一番の楽しみである。