ラファエル・ツィナー

チェロ

4歳で、地元の音楽学校で初めてチェロのレッスンを受ける。リューベック音楽大学にてトレルス・スヴァーネのもとで学士号を取得。2022年より、ライプツィヒ音楽大学の修士課程でペーター・ブルンスに師事。ペーター・ブルンス、ダヴィド・ゲリンガス、ウォルフガング・エマヌエル・シュミット、グスタフ・リヴィニウスのマスタークラスにも参加し、重要な音楽的インプットを得る。全ドイツ青少年音楽コンクール「ユーゲント・ムジツィアート」で三度の1位に輝くほか、チェコのヘラン国際コンクール、オーストリアのリーツェン国際チェロコンクール、ハンガリーのダーヴィト・ポッパー国際チェロコンクールなど、数々の国際コンクールでも受賞を重ねている。

ソロ演奏に加え、室内楽にも意欲的で、自身のピアノ・トリオでベルリン・フィルハーモニー、ボストン、ワシントンなどでコンサートを開催。また、弦楽カルテットを組み、リューベックのブラームス音楽祭や大西洋フェスティバルに出演している。ドイツ国家楽器基金第27回コンクールでの受賞により貸与されたニコロ・ビアンキ(ジェノヴァ1871年製)のチェロを使用。2022年、オーディションに合格し、ドイツ・カンマーフィルハーモニーのアカデミー生となる。その才能を見込まれ、アカデミー在籍中の2023年にはカンマーフィルハーモニーの試用期間を無事終え、2024年より正式に入団。