ヌアラ・マッケンナ

チェロ/首席

父の指導の下、4歳でまずピアノを習い始め、間もなくチェロに転向する。ウルフ・ティッシュビレク(リューベック音楽大学)、ジャン=ギアン・ケラス(フライブルク)、イヴァン・モニゲッティ(バーゼル)に師事の後、コンラディン・ブロートベク教授(シュトゥットガルト)の下で修士課程を修了。ドイツ系アイルランド人のマッケンナは、2012年よりバルタザール=ノイマン・アンサンブルのメンバーであり、2014年以来カメラータRCOにも度々客演している。2013/14年シーズンはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団にて、続く2015-2017年にはドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団でアカデミー生として研鑽を積む。

室内楽奏者として、これまでマリア・ジョアン・ピレシュ、ボリス・ガーリツキー、オーギュスタン・デュメイ、ミゲル・ダ・シルヴァ、オッリ・ムストネンほか名だたる演奏家と共演。ヴェルビエ音楽祭、サウスウェル音楽祭などに出演経験があるほか、自身の地元で家族ぐるみのカーレビー音楽祭を立ち上げている。ダッチ・クラシカルタレント・アワードの2018/19年シーズンのファイナリストとして、オランダ各地の有名ホールを巡るソロツアーの経験もある。2020年2月にドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任。2021年、無伴奏チェロ作品を集めたデビュー・アルバムをリリースした。