キャサリン・ラウトリーヴァイオリン
オーストラリア出身のラウトリーは楽団員の中でも故郷までの道のりが最も長い。シドニー、次いで米インディアナ大学ブルーミントン校、オランダのユトレヒト音楽院で学ぶ。1989年にドイツ・カンマーフィルハーモニーに入団し、現在はオランダに住む。
ユトレヒト弦楽四重奏団の創設以来のメンバーで、同団とは二十年余りの間に、アルトゥール・ルリエーやアレクサンドル・グラズノフの弦楽四重奏曲全集など数々のCDを収録。またユトレヒト音楽院で室内楽クラスの講師を務める。
自身の母国語が通用するイギリスや米国など英語圏へのツアーをいつも特に楽しみにしている。いつの日か、カンマーフィルと共に故郷オーストラリアをツアーすることを夢見ている。
アウトドア派で、休みの時は主にスポーツを楽しんだり、自宅の庭の菜園の手入れをして過ごしている。