マンドリン奏者として初めてグラミー賞にノミネートされたアヴィタルは、世界的にも注目を浴びているマンドリン界の「親善大使」。その情熱と「爆発的でカリスマ性にあふれる」パフォーマンス(ニューヨーク・タイムズ紙)でマンドリン界のレパートリー再評価の動きを牽引している。
ロンドンのウィグモア・ホール、ロイヤル・アルバート・ホール、そしてベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリ、チューリッヒ・トーンハレ、ニューヨークのカーネギー・ホールなどでの演奏は、世界中を興奮の渦に巻き込んだ。マーラー室内管弦楽団からイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団まで著名オーケストラとの共演も数多く、国際音楽祭にも頻繁に客演。
アンドレアス・ショル、ファン・ディエゴ・フローレス、ドーン・アップショウなど、多岐にわたるジャンルの一流アーティストたちとこれまで舞台を共にしている。最近ではウード奏者にしてバシストのオマー・アヴィタルとコラボレーションし、室内楽の繊細な技巧とジャズやワールドミュージックの生々しいエネルギーを見事に融合させた。
ドイツ・グラモフォンと専属録音契約を結んだ初のマンドリン・ソリストで、2015年リリースの最新アルバム「ヴィヴァルディ」はエコー・クラシック賞に輝いた。エコー賞はデイヴィッド・オルロフスキ・クレツモリム(後にトリオとなる)との録音で2008年に初受賞している。
イスラエル南部のベエルシェバに生まれ、8歳でマンドリンを習い始める。当時師事していたシムチャ・ナタンソンが設立したマンドリン・ユース・オーケストラに加入。エルサレム音楽アカデミーに通ったのち、イタリア、パドヴァのチェーザレ・ポッリーニ音楽院でウーゴ・オルランディに師事し、マンドリンのオリジナル・レパートリーを学ぶ。2007年にはイスラエルの有名なアヴィヴ・コンクールで1位を獲得し、この賞を受賞した最初のマンドリン奏者となった。
使用楽器は、イスラエルのヴァイオリン製作家アリク・ケルマンの手によるマンドリン。