デトモルトとパリで学生時代を過ごす。ハノーファー国立劇場の副首席チェリストという最初のポジションを辞した後は、室内楽に専念するとともに、さまざまな形態の音楽普及活動に取り組む。その際には、俳優や舞踏家、メイクアップアーティストたちと手を組んだり、ピエロともコラボレーションしている。
ドイツ・カンマーフィルハーモニーへの入団は1996年。同楽団の教育プロジェクトにも積極的に参加し、楽団以外の活動に取り組む余裕が得られる組織構造や運営スタイルを高く評価している。
これを生かして、トリオ・ダビドフとしての室内楽コンサートや、バッハの6つの組曲を1日で全曲演奏するソロコンサートのほか、ジャズミュージシャンやオーバートーンシンガーとの共演など、幅広いプロジェクトに従事。ソロ・パフォーマンスの「チェロ・ループ」は独特な世界観が持ち味。ブレーメン芸術大学では、チェロや室内楽、即興演奏の指導にもあたっている。
フリータイムにはハイキングを楽しむ。