• 2.27 (土)
  • 15.00
  • Japan
    ·Shiga
    ·Hikone City Culture Plaza

『コジ・ファン・トゥッテ』 – ハルモニームジーク(管楽合奏)

歌を割愛し、代わりに喜劇性に富んだ日本の伝統芸能、狂言の力を借りて、コミカルな表現の多様性に挑戦。演奏は、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の管楽ゾリステンである。ブレーメンに拠点を置く演奏家集団と京都の役者たちによる文化の壁を超えたコラボレーションプロジェクトは、実はこれが初めてではない。名高い狂言一家である茂山家と当楽団の管楽ゾリステンは、2011年にモーツァルトの『魔笛』を非常にユニークな演出で上演している。

狂言は日本が誇る伝統芸能のひとつ。その興りは14世紀に遡る。古くは純粋な会話劇の形式を取り、他の芸術の影響を受けながら現代に至る。茂山家は日本で最も有名な狂言一家のひとつであり、400年にわたる歴史はもちろんのこと、独自の狂言稽古場の運営でも知られている。ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の管楽ゾリステンと茂山家は、2002年より独創的なパートナーシップを築いており、日本の文化勲章の受章候補にも選出されたほど。『魔笛』の輝かしい成功が記憶に新しい中、両文化の融合を実現するコラボレーションの新たな1ページが幕を開ける。和と洋の魅惑的な出会いに、ぜひ心を震わせていただきたい。

プログラム

    • 『コジ・ファン・トゥッテ』 - ハルモニームジーク(管楽合奏)(編曲:アンドレアス・タルクマン)