エマ・ユン

ヴァイオリン

ニュージーランド出身。クライストチャーチのカンタベリー大学にてスティーブン・ラーセンに師事の後、ハノーファー音楽演劇大学のエリザーベト・クッフェラート教授のもとで国家演奏家資格課程を修了。さらに同大学でオリヴァー・ヴィレ教授に室内楽を師事。ニュージーランド全国コンチェルト・コンクールに入賞経験があり、2010年にクライストチャーチ交響楽団と共演のバーバーのヴァイオリン協奏曲でソロデビューを飾った。室内楽奏者としても精力的に活動、これまでザーラ・クリスティアン、フロリアン・ドンデラー、ターニャ・テツラフなど名だたる演奏家と共演している。室内楽曲を集めた最新アルバム「Jonny」は、2020年オーパス・クラシック賞にノミネートされた。

ソリストとして、また室内楽奏者として、ヨーロッパ各地、英国、アメリカ、ニュージーランドでの演奏経験を持ち、エディンバラ国際フェスティバル、ロットヴァイル夏の音楽祭、ハイデルベルクの春音楽祭などの国際音楽祭にも出演。2017年から2019年までドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のアカデミー生として研鑽を積んだ後、正式に入団。また、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団でも研修を修了し、これまでにカンマーフィルハーモニー・ランツフートやカメラータ・ハンブルクなどのアンサンブルで首席奏者を務めた。2018年以来、パーヴォ・ヤルヴィ創設のパルヌ音楽祭専属のエストニア・フェスティバル管弦楽団の一員としても活躍している。