クラウス・ハイデマン

ヴィオラ

ハノーファー音楽演劇大学にてハインツ=オットー・グラーフ教授およびヤーコプ・ツァイルにヴィオラを学び、国家演奏家資格課程を修了。青少年音楽コンクールJugend musiziert全国大会で入賞したほか、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーでもあった。

1980年の創設直後にドイツ・カンマーフィルに入団。1988年から1995年までユトレヒト弦楽四重奏団にも所属、海外ツアーに同行し、数々の楽曲の世界初演にも携わる。

ヴィオラと並行して、ハノーファーのマンフレート・ホイトリング教授の下でピアノを学んだハイデマンは、現在ピアニストとしても大いに活躍している。活発な演奏活動のほか、数多くのラジオ放送のための収録を行っている。ドイツ・カンマーフィルでは、スコア上必要とあらば、ヴィオラに代わりピアノもしくはチェレスタ・パートを担当することもある。

1998年以来、ブレーメン芸術大学で弦楽コレペティションの講師を担当。さらに各種アンサンブルの編曲家としても才能を発揮しており、例えばハイデルベルク劇場の依頼でクラウディオ・モンテヴェルディの歌劇「ウリッセの帰還(Ritorno d’Ulisse)」の新バージョンを書き上げている。

高みを目指すことが好きで、オフの際には山登りを楽しむ。